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えっ、その年でデザイナーなの?

おっさんがデザインとイラストにがんばるブログ

映画インターステラー雑感(ネタバレしまくり箇条書き)

ネタバレ注意です。まだ見ていない人は読まないでください。

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【こりゃどうなんだと気になったところ】

  • 妙に音楽の音量がでかい。イスが振動するほどだった。そこまで耳遠くなってないよ〜。

  • そもそも上映時間3時間弱はあまりに長すぎる。削ろうと思えば2時間半にはできるはず。実際大イビキかいて眠ってる人がいた。終盤は尿意との孤独な戦いを強いられる。あれもこれもとエピソードを欲張りすぎて、かえって散漫になりテーマが父娘の愛憎なのか、子離れできない親の駄目さなのか、人類の救済なのか、残酷な相対性理論なのか、愛は時空を超えるなのか、マコノヒーとアン・ハサウェイの絆なのか、5次元を克服して神的な存在になった人類ヤヴェなのかわかりづらい。もしかして全部がテーマ?

  • 食糧不足、酸素不足で人類が滅亡の危機に瀕しているという切迫感がどうにも伝わってこない。強風と砂埃、ひどいね〜くらいの感想。人類滅亡なんだからありきたりだけど、アメリカのコーン畑だけじゃなく、NYとか中国とかインドとかTOKIOとかロンドン、パリくらい出してくれないと世界的な危機っていうのが全然伝わらない〜。そういえば今回アジアンが出てこなかった(気がする)。

  • プランA=滅び行く地球に住んでいる人々を大規模なスペースコロニーにゴソッと移住させる計画。そのための「方程式」に必要なブラックホールの中心の「特異点」の観測データ。バイナリ化してモールス信号に変換して送信じゃー!腕時計の秒針の動きで表現されたモールス信号を、マーフ(マコノヒーの愛娘)は鉛筆でノートに必死に書き写す…。意外にシンプルなものだったっちゅう話?なんかもやっとする…

  • レトロな3段ロケットで出発したかと思えば、小ぶりな探査機で重力が強い惑星を高速で脱出したり、母船がいびつに壊れてしまっても回転の軸が変わらなかったり、雑に見える。 ヘルメットのシールドが簡単に割れたかと思えば、宇宙服ひとつでブラックホール〜5次元〜奇跡の帰還までもったり。もろいのか頑丈なのかよくわからない。ブラックホールに生身の人間が吸い込まれて気づけば病院のベッドの上って…あれか、5次元克服アルティメット人類のおかげなのか?

  • せっかくの有人飛行で調査に行ったのにビーコンしか送ってくれないんかーい。マコノヒー達も気づけばビデオレターを受けることしかできなくなってて何なの。二十何年も一人で待ってた黒人の学者さんはその間に直したりできなかったの?それにしても彼は二十何年も何食べて生きてたんだろう。。。そんなに食料や酸素の備蓄あったのか?

  • 初めての惑星への着陸・探査なのに、着水していきなり海を歩き回る。どんな成分なのか、危険はないのかとかもうちょっと気にする素振りをしてほしかった。心配じゃん!命綱的なものもなしだし。

  • コールドスリープが技術的に進化しまくっているのか、目覚めるときもちょっと水を吐き出す程度でふらふらもせず普通に話し始める。。。もう少し具合悪そうにするとかした方がリアリティある気がするけど、そういう細かい演出はやたらはしょられた印象。

  • サブキャラの扱いも粗くて、感情移入しにくい。クルーが死んでも悲しいと思えない。あー、死んじゃったかーレベル。

  • お父さんにとって、マーフの少女時代が猛烈にかわいいのはわかるんだけど、長男のトムくん、ぞんざいな扱いすぎて少しかわいそう。 おまけに妹に大切な畑焼かれて、顔をすすで真っ黒にしてヘトヘトで帰ってきたら、さっきまでケンカしてた妹に時計がどうしたこうしたとかワケわからんこと言われて…それでも大人しくしてるトム兄。不憫すぎる。

  • 個人的な好みとして映画の宇宙船内シーンではどこかに裸の絵を入れるべきと思う。セクシーカットというか。白っぽい船内で映えるじゃないですか。アン・ハサウェイといわずマコノヒーでもいいから入れとこうよ。

  • 個人的な好みとしてヘルメットはもう一回りいや二回り大きい方がよい。

  • ラザロ計画のラザロは新約聖書に出てくるイエスの友だちのユダヤ人だそうで。どうしてもこういうキリスト教的なものが元ネタになっちゃいますね、毎度。

    ラザロの蘇生の奇跡は、人類全体の罪をキリストが救済し生に立ち返らせることの予兆として解釈されてきた。〜Wikipediaより〜

【こりゃいいやと気に入ったところ】

  • ゆーても地球から発射のシーンはたまらん。3段式ロケットたまらん。

  • ちゃんと宇宙に音がないっていうのをやってくれた。ゼロ・グラビティより無音だったのでは。

  • フィルムの粒子感を残したり、宇宙船や船内の装備などのエイジング処理など映像的な部分のこだわりは伝わってきた。安っぽさが皆無。これはほんと素晴らしい。CG多用すると確かに安っぽくなりまさぁね。

  • モノリスが進化したような四角柱ロボットは、デザインも目新しく、正直度やユーモア度の設定ができたりして楽しかった。

  • 意外な人が出てきてお得感があった。

  • マイケル・ケインの演技は最高。

  • 少女時代のマーフを演じたマッケンジー・フォイ、すげぇかわいかったわ。

  • クールを装っていたアン・ハサウェイが実は色ボケだったあたりのグダグダ感、よかった。

  • 大波しゅごい。

  • 宇宙船がかっこいい。

【発見したところ】

  • オクラって英語でもokraだったんか〜い!!

  • 裏がホワイトボードになってるモニターが便利そう!デジタルとアナログが表裏一体!

【総評】

見終わった後の一仕事やり切った感(黙って座って映像観てただけだけど)が得られるし、人とこの映画について話したくなるのはやはりすごいなと。2001年宇宙の旅とは比べられないけど、プロメテウスと比べればずっとよかった。この映画を普通のテレビで観ちゃうと残念な方が目立っちゃう気がするから、気になる人は映画館で見た方がいいと思います。IMAXがいいかどうかは知らない。